日々、当たり前の運転をしていれば防ぐことができる事故で、たくさんの人が亡くなっています。
事故で悲しむ人がいなくなるようにするため、このチャンネルを開設しました。
私は自衛隊に勤めていた時から、地上安全や航空安全について教育されてきました。
自衛隊を退職後は、バスの運転士や教習所職員をしていました。
運転中は常に危険があります。
それらの危険を安全に変えられる能力を身に付けるために、日々の運転が自分を成長させるものでなければなりません。
今までの事故の歴史を振り返れば、どの交通機関も、事故で命を落とした人、その後の人生を変えてしまうほどの怪我をした人がいます。
私達は、その方たちの尊い犠牲の上に今日の安全があるということを心に留めておかなければならないと考えています。
運転をする時に安全なドライバーになりたいと常に向上心を持っていましたが、私自身、うまく運転ができませんでした。
例えば、集団登校中の小学生の列を見つけた時、飛び出しに備え時速20キロで接近していたところ、突然鬼ごっこをはじめた小学生が車道に飛び出してきてギリギリで停車した経験があります。
このことから、どんなに減速していても、その地点での安全な速度を超過していたら急停車になるとわかりました
。
パワステやオートマが普及してから誰もがハンドルを握る時代になりました。
そのためか、運転は誰にでもでき特別な能力を必要としないものと思われています。
しかし、単純で誰もができることこそ意識低下の原因になります。
どんなに車両や保安設備が進化しても、それを動かすのが人間である以上ミスが起こる可能性があるのです。
ドライバーは、最後の安全の砦として自分が機能しなければならないという重い責任感と高い運転技術が必要とされるのです。
運転は誰にでもできることではないのです。
未知の危険をも感じとり回避できるようにするには、事故事例を網羅し、考え、それらを安全に回避する訓練を反復することが大切です。
安全は危険を知ることから。
このチャンネルは、事故事例を共有し、自分の運転がどうすれば、同様の事故を避けられるかを身に付けられるようにし、世の事故を減らす事を目的とします。